海外の反応:ベトナムで注目を集める日本人監督 4連勝で3位浮上「代表監督になってもらおう」

ベトナム・ハノイFCの岩政大樹監督

今年の1月からベトナム1部・ハノイFCで指揮を執る岩政大樹監督(42)。

直近4試合で4連勝を達成し、チームを3位に浮上させた岩政監督は、5月の月間最優秀監督に選出されました。

そんな岩政監督がサッカーダイジェストのインタビューでベトナムでの経験を以下のように語っています。

――まずベトナムで指揮を執ってみての率直な感想は?

「良い経験ができています。ベトナムリーグは中断期間が多く、4試合やって中断、5試合やって中断のような形が続きました。ただ5月は試合が詰まっており、毎週2試合を戦う日程で、8試合ぶっ通し。6月の代表ウィークを挟み、リーグ戦4試合、カップ戦2試合を経てシーズン終了を迎えます。つまり、5月が一番の連戦でした。

 5月が勝負という認識は当初からありました。そこに向けて、チームに戦術を浸透させ、上に食らいついていく流れができればなと考えていたので、それが実際にできたという面はすごく良かったです。5月は結果だけでなく内容も示せたので、選手たちと良いチームが作れている実感があります。

 サッカーってちょっとしたことで結果が変わる。そのなかで、結果と内容をともに、想定していた勝負どころで表現できたのは監督として大きいです。そのような形に持っていけると、自分のサッカーに整理がつくというか、チーム作りに対する自信も沸いてきます。その面では、監督として初めての経験もできました。5か月間ピッチ内外で様々なことが起きましたが、今はハノイに来る決断をして良かったと思っています」

(中略)

――現地では5月の月間最優秀監督賞も受賞しました。注目すべきは攻撃面で、岩政監督が就任してからの14試合でチームは28得点を奪っています。

「そうですね。5月だけではなく、2月からリーグ戦14試合を戦って、そこに限れば獲得した勝点数で1位になれましたし、何より喜ばしいのは得点力。就任した時には8試合で9得点のチームでしたから。嬉しく思っています。

 僕がハノイというチームを見た時、または監督としてどういうチームを作りたいかと考えた時、より攻撃的なチームにしたいとの想いがありました。1試合平均で1ゴールしか取れなかったチームが、僕が来てから1試合平均で2点取れるチームになった。それは目に見える成果です。

 内容としてはボールを動かしたり、相手を崩す意識を持ってもらっていますが、当然得点が付いてこないと説得力がなくなるし、自己満足でやっているように映ってしまう。プロは結果ですから、得点力に結びつけるための、攻撃、ビルドアップを自分の中で取り組もうと考え、結果に表われているのはすごく嬉しいし、選手たちと上手くシーズン終盤へ歩んでこれたのは非常に良いことだと思っています」

今、ベトナムで注目を集める岩政大樹監督。ハノイFCで行なうチーム作りとは?【インタビューパート1】

ベトナムでも岩政監督の手腕は注目を集めています。
ベトナムの反応をSNSや掲示板などからまとめましたのでご覧ください。

ベトナムの反応

岩政大樹が5月の月間最優秀監督に選出

5月の月間最優秀監督に選出された岩政大樹

Vリーグを運営するベトナムプロサッカー株式会社(VPF)は5月30日、5月度の月間表彰(※5月末の第22節は未消化)の受賞者および受賞チームを発表した。詳細は以下の通り。

・最優秀チーム:ハノイFC
・最優秀監督:岩政大樹(ハノイFC)
・最優秀選手:ラファエルソン(ナムディンFC)
・ベストゴール:ラファエルソン(ナムディンFC)

ハノイFCは5月に入ってから最初の3試合(第16~18節)は決定力不足に悩まされて下位相手に1敗2分と振るわなかったが、その後の3試合(第19~21節)は内容も大きく改善されての3連勝。他の上位勢がつぶし合いをしたこともあり、一気に順位を3位まで上げた。この3連勝と戦術面の成長が評価され、ハノイFCが最優秀チーム、岩政監督が最優秀監督に選ばれた。

https://www6.targma.jp/vietnam/2024/05/30/post23669/

この賞に値する。

ダイキさんの身長はどれくらいなんだ?

Wikipediaによると、監督は身長187cm。元日本代表のCBだから背が高いのも当然だ。

うわあ、今気づいたよ。彼は本当にデカいね。

↑おそらくチームの誰よりも大きい。

ハノイFCが4連勝 岩政監督「我々のようにプレーできるチームは東南アジアにはない」

この監督を気に入っているよ。彼の仕事も発言も。

最近のハノイは本当に絶好調だわ。

ハノイは日本スタイルでプレーしているが、選手のクオリティは以前よりも落ちている。

ブリーラム(タイ)とJDT(マレーシア)はおそらくバスケットボールをしているんだろうね。

最近のハノイは本当に凄いよ。

この監督はとても才能がある。時間を与えれば必ず結果を出すだろう。

解説者のクアン・フイによると、もし岩政大樹監督がシーズン始めからハノイを率いていたら、優勝はナムディンではなくハノイになっていたらしい。

そうだね。ダイキは試合をよくコントロールしている。

その通り。今のハノイFCはマン・シティのようなチームだ。最初は少し苦戦したが、今ではハノイほど状態のいいチームはいない。

タイのチームは笑っているに違いない😂

井の中の蛙。

ちょっと勢いに乗っているだけだけど、岩政のハノイが以前とは全く違うのは事実だ。

――初挑戦となる異国の地で結果を残しています。ベトナムサッカーに風穴を開けられたとの想いもあるのでは?
 
「風穴…そうかもしれませんね。ベトナムリーグの外国人枠は『3人』ですが、その3選手をどう起用するかというと、ベトナムの多くのチームは前線に外国人をふたり並べ、それ以外はセンターバックにひとりか、ボランチにひとり活用するのが主流です。そして、フィジカルで優位性を持てる外国人選手にパスを入れ、小柄なベトナム人選手がこぼれたボールを拾って戦う形が多い。
 
 それが悪いわけではないし、そうせざるを得ないような外的な要因もたくさんあります。たとえばグラウンドが悪いとか、すぐに結果を出さないとクラブ、サポーター、メディアに認められないとか、実際にその戦い方が手っ取り早いとか。
 
 しかし、僕がここに来て思ったのは、ベトナム人選手を活かしたサッカーがしたいということ。そして、それができるということ。それに、普段のチームでロングボール主体のサッカーをしているのに、代表でいきなり違うことをやろうとしても、なかなかできない。
 
 外国人が判断してプレーをして、それに合わせてベトナム人選手が周りを動いていくサッカーだと、ベトナム人の判断力は育たないし、それが代表チームや、この国のサッカーのためになっているとは思えなかったんです。加えて、うちには技術的に優れた選手が揃っていた。だからこそ、このサッカーを思い切って作りました。
 
 今はこうやって結果が出始めて、順位も就任時の8位から3位まで上がってきたので、周りの空気はだいぶ変わってきました。他のチームでは得点の7割を外国人選手が挙げていますが、僕のチームではベトナム人選手が8割の得点を取っている。そういう部分でも、周りの見る目が変わってきているなと感じます」

「周りの見る目が変わってきている」初挑戦のベトナムで岩政大樹監督が示す新たなサッカー【インタビューパート2】

素晴らしい! 将来のベトナム代表監督!

この男は正しい。

今のハノイの監督が一番好きだよ。ベトナムサッカー界には、レベルを上げるために彼のような監督が必要なんだ。

ハノイはまだ東南アジア最高のチームとは言えないが、彼は正しいことをしていると思う。

ハノイのファンじゃないけど、いい選手が揃っているのは認める。流れるような連携をして、技術も高く、選手たちに一貫性がある。

素早いショートパスのスタイルがベトナムのチームに合っているようだ。

リーグ最弱の3チームを倒して4連勝。

補足情報

ハノイ 2-0 HAGL(13位)
ハノイ 2-1 タインホア(9位)
ハノイ 3-0 クアンナム(12位)
ハノイ 5-2 サンナ・カインホア(14位、最下位)

ホームで最下位のカインホアと対戦して2失点。こんなことができるのはハノイだけだ。

じゃあ5ゴール決めたチームは? アンチの共通点は考えるのが苦手なことだ。

ハノイは徐々にサムライブルースタイルを形成しつつある。日本人監督が技術面で効果的に指導しているようだね。
来シーズンのハノイFCは優勝の最有力候補だ。

来季はハノイが優勝するだろうね。今季はナムディンだけど。

もうこの人に代表監督になってもらおう。

東南アジアは日韓の監督だらけになりそうだな。

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