中国の反応:U16中国代表の日本人監督が中国サッカーを語る「日本人の考え方は学ぶ価値がある」「日本人監督をもっと雇うべきだ」【海外の反応】
今年の2月にサッカーU-16中国代表監督に就任した上村健一(50)。中国男子サッカーのA代表、年代別代表において、史上初の日本人監督となりました。
上村健一の経歴は以下の通り。
熊本県出身の上村氏は、松永高校卒業後の1993年にサンフレッチェ広島に加入。96年にはU-23日本代表としてアトランタオリンピックに出場。2001年に日本代表に選出された。04年からセレッソ大阪、東京ヴェルディ 1969(現 東京ヴェルディ)、横浜スポーツ&カルチャークラブ、ロッソ熊本(現 ロアッソ熊本)でプレーし、08年のシーズン終了後に現役を引退し、09年に同チームのコーチに就任。19年にカマタマーレ讃岐の監督に就任し1年間指揮を執った後、中国に渡った。
https://www.recordchina.co.jp/b928312-s25-c50-d0192.html
そんななか、上村健一監督が読売新聞のインタビューで中国サッカーについて語り、中国で話題になっています。
――監督就任の経緯は?
2020年から中国のプロ傘下の育成年代を指導してきた。中国サッカー協会からは「サッカーの内容が良い」と評価してもらっていた。(10年のワールドカップ南アフリカ大会で日本を16強に導いた)岡田武史さん(68)が日本人として初めて中国のプロチームの監督に就任して以来、多くの日本人が中国の育成年代を任されて成果が出ている。日本人を受け入れようとしている流れを感じている。
――中国のサッカー選手の印象は?
中国の育成年代の選手は可能性の塊だ。フィジカルが強く、技術も高い。日本の選手と比べても指示を待つ姿勢が強い。中国社会の環境や習慣に根ざしたものだと思う。家庭では親から「やれ」と言われ、学校では詰め込み教育だ。自分で考えずに済むので「なぜ必要なのか」「なぜ悪いのか」と想像が膨らまない。
選手の育成や普及に課題もある。中国は日本と違って大学を経てプロになる選手がいない。育成期間が高校までと短い。そこ(高校卒業の段階)でプロになれなければサッカーをやめてしまう。スポーツを通じた人間形成という概念に乏しく、スポーツは社会に出るためのツールでしかない印象を受ける。
――中国サッカー協会に期待されていることは?
日本サッカー協会が行ってきた継続的で計画的に強化に取り組む姿勢が求められていると思う。中国選手の能力などを加味して一番良い戦い方を探していきたい。日本人の仕事の細かさや丁寧な準備といった面も期待されている。
――日本人ならではの難しさはあるか?
歴史的な背景もあり、サッカー協会が受け入れてくれたことは本当に勇気がいることだったと思う。結果が出せなかった時は、僕を受け入れると決めた人が批判を受けるだろう。「日本人」とみられていることを意識し、子どもたちに寄り添って指導していきたい。
――目標は?
来年行われるU―17ワールドカップ(W杯)に選手たちを連れて行くことだ。岡田さんが中国での市場を切り開き、色々な方が尽力されて今がある。僕の指導の結果次第では、今後の日本人指導者の中国での活躍の場がつぶれてしまう。中国サッカー協会が信用してくれたことには、結果で返したい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a24ff156c1474e18d0e44799cd7d0fd68af64519
中国の反応をSNSや掲示板などからまとめましたのでご覧ください。
中国の反応
彼らの良いところを学ぶべきだ。
非常に深く理解しているね。
「岡田さんが中国での市場を切り開き、色々な方が尽力されて今がある。僕の指導の結果次第では、今後の日本人指導者の中国での活躍の場がつぶれてしまう」
この意識の高さよ!
イバンコビッチよりもはるかに器がデカい。
実はこれも集体栄誉感の一部で、自分のことだけを考えるのではなく、本来は誰もがそう考えるべきだが、個人の利益が優先される時代においては、このような考え方は稀なものとなっている。
彼はすでにとても素晴らしい仕事をしているし、これからも子供たちを導いてくれることを期待しているよ。
トップの人たちには制度設計が不足していると思う。
スポーツを通じた教育なしには、リーダーシップを発揮するのは難しい。
外国人ですら中国サッカーの問題の根源がどこにあるかを理解しているのに、サッカー協会の歴代の役人たちは何も理解できず、代表チームの成績だけを気にしていた。
これは恥ずべきことなのでは。
スポーツに国境はない。上村健一先生頑張って!
中国サッカー協会は何も考えたくないんだよ。サッカー協会のために国民が奇跡を起こしてくれることを期待しているだけ。
香港だから中国サッカーは中国社会の縮図だと言われ続けてきたのに、多くの人が理解していない…
台湾サッカーの広いピッチの中では、多くのチャンスを自分で作り出さなければならない。そのため、スタミナ、技術、即興での創造力が必要となるし、原則と基本を守る限り、個人の範囲内ではある程度の自由を与えることが必要となってくる。
また、より良い方法を考え、見つけ出すことを奨励することも大事だ。そのため、コーチの指導の方向性はとても重要で、破壊することではなく、新しい発見や科学的検証を通じて成長するという研究精神を育むことを目標とするべきだ。
私たちは近視眼的な民族だからね。
この日本人は婉曲的に言ってるけど、つまり中国人選手の能力は低く、プロへの道も不足していて、50年以内に解決する方法はないってことでしょ。
富裕層の趣味。
中国人選手は自主性が欠けているため、監督は彼らが理解できるまで戦術を詳細に説明しなければならない。そのため、ピッチ上では単純な戦術しか実行できず、次のプレーを考えてパスを出すということは難しすぎてできない。
現在の中国は、全体的に基盤を築く雰囲気に欠ける環境だ。リーダーに任命されると、3ヶ月で結果を出すことが求められるし、結果を出せなければ二度と信頼を得ることはない!
監督が変えることができるのは戦術だけで、社会を変えることはできない。
他の要素はさておき、日本人監督は実務に励んでくれるし、中国の選手たちに何か新しいものをもたらしてくれるはずだ。頑張ってくれ。彼の指導でチームが好成績を収めることを期待しているよ!
しかし、中国サッカーの環境が改善されなければ、あるいはサッカー産業を活性化させることができなければ、サッカーをする人がどんどん減り、発展はますます困難になるだろう。とにかく、すぐにでも代表チームが突破口を見出してほしいし、好成績を収めることが非常に重要になってくる。
「世界のサッカー」と「中国のサッカー」という2種類のサッカーが存在している。
これはサッカー協会にも同じことが言える。
中国の選手は指示を待つ傾向が強いが、これは董路の言っていたことと一致している。
悪循環なんだよね。プロリーグが儲からなければ誰もユース育成をしなくなるし、裕福な家庭を除いて、15歳を過ぎた子供たちにサッカーをさせなくなる。
給料が未払いなのにどうやってサッカーをするんだ。
優秀な選手はすぐにでも海外でプレーするべきだ。国内には適していない。
↑しかし、そのためにはやはりお金が必要だ。
少なくとも今は上手くやれている。日本人監督も雇っているしね。
日本人監督はとても優秀で、鋭い目を持っている!
育成に関しては確かに日本から学ぶべきだ。彼らに偏見を持ってはいけない。上手くやっていることは見習うべきだよ。
スポーツによる人格形成を教育の一部だが、中国の教育制度はそれをないがしろにしてきた。
実際、これは勉強においても同じことが言える。
先を行く人から学び、価値のない自尊心は捨て去ろう。
日本人の考え方を見てみろ。取り入れて学ぶ価値がある。
中国サッカー協会も日本に視察に行ったことがあるが、成果は全くなかった。
なぜ日本と同じようにする必要があるんだ?
このモデルが正しい道だから。
↑日本にとって正しい道が中国にとって正しい道とは限らない。両国の国情や社会状況は大きく異なる。日本の成功体験がそのまま中国に当てはまるとは限らないし、中国も丸ごと模倣することはできない。
現在、アメリカと日本の学校制度の発展は比較的健全であるように見える。しかし、学びたいかどうか、学べるかどうかはまた別問題だ。
サッカーという分野で強くなるための唯一の道は、プロサッカーに常に人材を供給する草の根システムを構築することだ。
「中国は日本と違って大学を経てプロになる選手がいない」😭
実際にはいるけど、それほど有名じゃないんだよね。
三球王は本当に凄いわ。
他のサッカー強豪国でもこのような例は多くないから、必ずしも必要ではない。
サッカーだけだよ、バスケはたくさんいる。
中国は日本人監督をもっと雇うべきだ。
日本人監督が求められているのは嬉しいことだ。
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