中国サッカー協会会長が日本人監督起用の理由明かす→中国人「日本人は細部にこだわる」「同じ黄色人種として最高の手本」【海外の反応】
2024年の10月に中国サッカー協会の会長に就任した宋凱が、日本メディア『FNN』北京支局の取材を受け、日本人監督の起用は自分が決めたことや、日本サッカーから謙虚に学ぶ必要があるなどと発言し、中国で話題になっています。
FNN北京支局は12月上旬、雲南省昆明市で集中トレーニングを行っていた中国男子16歳以下代表チームの視察に来ていた宋凱会長に日本メディアとして初めて話を聞いた。
中国男子16歳以下代表チームの監督は、Jリーグのサンフレッチェ広島でディフェンダーとして活躍し、オリンピック代表や日本代表の経験もある日本人の上村健一氏だ。宋会長は上村氏の起用は自分が決めたと語る。
――なぜ、日本人の上村氏を中国の育成年代の代表監督にしたのでしょうか?
まず、監督を選ぶ際にサッカー先進国の監督を起用するという方針を立てました。そのため、日本人だけでなく韓国人、そしてヨーロッパ先進国の監督も候補に入っていましたが、その中で上村監督は過去に中国で指導者としての経験があり、そのクラブでの評判や実績も非常に良かったこともあり、私が起用することを決めました。
また、中国のバレーボール界は1964年の東京オリンピックで金メダルを獲得した女子バレーボールの名将・大松博文氏からトレーニングや指導方法を学び、その後、オリンピックや世界選手権で優勝するという成果を出しています。この経験は私がサッカー界においても日本人監督を起用する決意を固めた理由の1つになっています。
上村監督を起用することを通じて、日本の指導者のトレーニングや選手の管理方法を身近で観察することができます。上村監督を起用してからこのチームは非常に良い成果が出ていると感じています。
――日本人である上村監督の指導方法を見てどのように感じていますか?
まず、試合の戦績を見ると今年10月に行われた17歳以下のアジアカップ予選で結果を出し、本大会への進出を果たしたことにサッカー協会の皆が満足しています。このチームが試合で見せた技術、戦術のレベルや全体のプレースタイル、さらには各選手のパフォーマンスは中国サッカー界に希望と自信をもたらしました。
また、上村監督はこのチームに対してサッカーの技術向上だけでなく、日常生活の管理についても非常に力を入れていると聞いています。
日本人監督には特徴があり、1つは細部へのこだわり、もう1つは辛抱強いことです。この2点を私は非常に評価しています。現在、20人以上の日本人指導者が中国各地のチームで指揮を執っていて、私は上村監督だけでなく他の日本人指導者にも我々と共に中国サッカー界の発展を促進してほしいと願っています。
――現在の中国代表チームをどのように見ていますか?
中国チームの視点から言えば、11月19日に福建省で行われたワールドカップアジア最終予選で我々は良い姿勢で日本との試合に臨むことを見せました。日本代表に対して前回の0対7から今回の1対3という試合結果は、進歩していると言えるでしょう。しかし、同時に日本代表との大きな差を痛感しました。
このため、私たちは日本サッカーから謙虚に学ぶ必要があると強く感じています。中国と日本、韓国がお互いに切磋琢磨し、中国サッカー界が発展し追い付くことにより、アジアサッカー界全体の発展に繋がると確信しています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/336692182d012408bf4f3054019ea5b43c8becb5
このインタビューに対する中国の反応をSNSや掲示板などからまとめましたのでご覧ください。
中国の反応
正しいことを言っている。
すべての年代の代表チームで日本人監督を起用するべきだ。
近年、日本サッカーには私達が学ぶべきところがたくさんある。
日本はすでに世界のサッカー強豪国だからね。他国から学ぶ姿勢は重要だ。日本サッカーから学ぶべきだよ。宋凱会長を支持する。
宋凱に拍手を。日本人監督は技術や戦術だけでなく、若者たちに素晴らしい習慣や素養を身に付けさせている。
日本人監督は青少年チームを上手く指導している。彼らから素直に学べきだし、それと同時に、中国のユースコーチたちを育成を最も上手くやっている国に派遣し、学ばせて、彼らの成長を促し、中国のコーチ陣も強化していくべきだ。
8年前から日本から学ぶべきだと言われていたのに。残念ながら私達はプライドが高すぎた。
決断力のあるリーダーがいる。中国サッカーにはまだ希望があるようだ。
中日友好を意識した政治的な発言でしょ。
未来がどうなるかわからないが、宋凱は私達に希望を与えてくれたよ。
一人の監督を希望の星として見なければならないなんて、悲しいことだね。
まずはワールドカップ出場権を獲得しなければならない。実力は口で語るものではなく、行動で示すものだ。
成耀東監督は2メートルのGKをCFとして起用したからな😂
日本の昭和世代の人たちの使命感やプロ意識は称賛に値する。若い世代は彼らには及ばないので、40歳以上の日本人監督を雇う方が費用対効果が高い。
日本の長所から学び、短所を補うべきだ。
まずは技術路線を歩もう。そうすれば失敗することはない。
中国サッカーは昔から嫌いだが、この選択と姿勢は支持しなければならない。
コネ、お酒、タバコでは欧州を上回っている。
体格を重視しているから、長身選手ばかりが起用されている。今の代表チームを見ると、技術は素人が見ても恥ずかしくなるほど粗雑で、チームワークはほとんどなく、試合の理解度は低く、前線、中盤、バックラインの連携も全く取れていない。
実際、日本人監督や韓国人監督は中国サッカーにぴったりだ。
現代の日本という国家には、日本サッカーよりも学ぶべきところがたくさんある。歴史を忘れろとは言わないが、憎しみは捨てて、隣国の優れたところを学んで、中国を発展させよう。
日本サッカーは見習う価値がある。
日本の子供たちは午後の早い時間に学校が終わるし、週末にはサッカー場で練習をしている。
技術や戦術意識、戦略的な習慣などが幼い頃から形成され、様々なレベルのリーグでの選抜プロセスもあるから、優秀なチームを容易に結成することができる。
中国は環境面での条件が不均一で、幼い頃からタレントを選抜しているし、トレーニングやリーグのレベルが不十分で、細かい部分では多くの差がある。これは日本に行って自ら体験し、発見すべきことだ。
監督を招聘するだけでは、根本的な問題を解決することはできない。
日本は民度、人情、文明を備えた国だ。サッカーに限らず、日本から学ぶべきことはたくさんある。井の中の蛙にならないようにしよう。
宋凱は称賛に値する!すべてのチームは日本人監督が指導するべきだ。同じ路線を歩むのが一番だよ。日本サッカーは中国サッカーにとっての道しるべだ。
技術路線は正しい。これはアジア人特有の身体的特徴によって決まるものだ。
欧米人と比べるとフィジカルで劣っているから、素早い攻撃を身に着け、チームワークに頼る、日本やアルゼンチンのような道を歩むべきだ。
謙虚さが人を成長させる!
東アジア人のことは東アジア人がよくわかっているし、日本サッカーは非常に先進的だから、日本人監督を雇うべき。会長の言う通りだよ。
これは支持しなければならない。ブラジル、スペイン、イングランドから学ぶ必要があるのだろうか?隣国である日本を見てみろ。同じ黄色人種として、彼らは最高の手本じゃないか。
特にユース年代の監督には、日本人を雇うことを全面的に支持する。なるべく国内出身の監督は雇わないようにしよう。問題を抱えた監督が優秀な生徒を指導できるわけがない。
今回は日本人監督を雇って大正解だったからな。支持するよ。
国内リーグのクラブも、日本人選手を獲得する必要がある。
まずはJリーグに選手を送って学ばせないと。中国から学ぼうとした日本の遣唐使のように、今の中国は日本に選手を留学させる必要がある。
日本人は細部にこだわるし、手を抜かないからね。
中国スーパーリーグにも日本人監督が増えそうだなー。
コメント